■紫外線カット率の表示について
紫外線のカット率表示は、その日傘がどれだけ太陽光を遮光するかについて知る目安となります。
安価高価問わず、どの日傘も大抵99%以上の遮光率が表示されています。
「99%も遮光するなら、どれも一緒では・・・?」と思うかも知れませんが、
実は日傘の遮光率については小数点以下の数値により品質が大きく変わってきます。
日本インテリアファブリック協会の基準値では遮光に等級を設けており、
1級は遮光率99.99%以上、2級は遮光率99.8以上99.99未満、3級は99.40%以上99.8未満となります。
数値だけ見るとほんのわずかな違いのため、遮光性能の差について想像することが難しいだろうと思います。
実際、3種類の日傘を用意し、太陽に向けて日傘越しに手をかざしてみると、
2級、3級では、はっきりと手の影が映ってしまいます。1級では、うっすらと手の影が見える程度です。
しかし、1級の遮光率99.99%ですら、完全に遮光することができません。
そこで1級をさらに上回る遮光率があります。
■遮光率100%という完全遮光について
それは「完全遮光1級」というものです。完全と謳っているだけあり、遮光率は驚異の100%です。
100%であるため全く光を通しません。紫外線のみでなく、赤外線や可視光線も通さないのです。
完全遮光の日傘を使用すると、真夏の暑い日でも涼しく感じる場合があります。
これは、太陽光を完璧に遮断しているため、日傘内に熱が入り込まなくなっているからです。
直接光による熱を体に感じることがなくなるため、涼しく感じるわけです。
ある日傘には涼しくするために通風を良くしたタイプのものがありますが、
「風を通す=穴が空いている=光を通す」につながるため、
結局は光による熱を感じてしまい逆効果になってしまいます。
■太陽光の反射について
上記で説明した完全遮光1級の日傘を使用すると、
上にある太陽からの光(紫外線・赤外線・可視光線)は完全にシャットアウトします。
しかし、光というものは物質に当たると反射する性質があります。
従って、日傘のみで紫外線対策をしている方は注意が必要です。
街中でもっとも影響のうける反射光は道路(アスファルト)からの反射です。
「反射光のような弱い光でそんなに影響うけるの?」と思う方もいると思いますが、
この反射光を侮ってはいけません。
「雪焼け」というのを御存知ですか?
晴天時ゲレンデでスキーを楽しんだあと、顔を見てみると焼けていることがありますよね。
これは、雪面からの反射光により日に焼ける現象です。
雪面は白いためもっとも反射しやすい環境であるとも言えますが、冬という日差しの弱い季節ですら、
反射光により紫外線の影響をこれほど受けるのです。
ということは、真夏の強い日差しにおける反射光の驚異は想像することができるでしょう。
紫外線によるアレルギーを持っている方は特に注意が必要であり、
外出の時は長袖、長ズボン、手袋と肌露出部分には紫外線カットクリームを塗り、
日傘を用いて紫外線対策を行いましょう。
日傘の保管方法について
日傘を洗う場合は、浴室や外などでブラシを使用し、洗濯用中性洗剤で汚れを落とします。
しっかりと洗剤を洗い流してください。洗剤が生地表面に残ると、シミやカビの原因となってしまいます。
乾かすときは、広げて陰干しを行いましょう。
いくら日傘だからといっても、直射日光による乾燥は控えるようにしましょう。
生地だけでなく、骨がきちんと乾いているかを確認し、ビニール袋やポリ袋などに入れて保管します。
保管時に、防水スプレーなどはかけないようにしましょう。シミの原因になります。
防水スプレーは使用する直前に塗るようにしましょう。
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